自己満足日記だから長いわよ

知人が自分で作曲した曲を聴かせてくれた。ギターとかギターとかベースとかベースとかドラムとかキーボードとか、全部自分で演奏して自分で編集したやつ。アコギが中心でね、途中に木琴ぽい音が入ったりするのよね。優しくて強い曲調だと私は思った。満月の夜に似合いそうなかんじ。これから作詞、ボーカルもやるらしい。楽器もできりゃ歌もうまい。いい趣味してる。
何も無い所から音楽を創れるってすっごい。クリエイトしたものを表現するための技術を身につけたのもすっごい。私は音楽専門の人間ではないけれど、音で表現するって行為に感動した。

↑で「何も無い所から」って書いたけど、これはオリジナリティーって言葉と関係してるね。オリジナルって言葉は芸術学上、難しい言葉らしい。なんでかっていうと、「完全なオリジナル」はこの世に存在するのかどうかって問題があるからなんだって。つまり、人は経験や他の作品から受けた影響を、無意識に自分の作品に与えてしまっているのではないかってこと。例えば、何にも考えずに、自由に曲線を描いたとするじゃん。その曲線ひとつを描くのにも、今までの経験や、他の作品を見て自分が美しいと思ったかたちが無意識に関わってきているんじゃないか、という問題なのだね。人は経験・吸収をするから、何もないところ（＝何も知らないところ）からものを創るっていうのはできないんじゃないか、と。
でもさあ、経験が無意識に作品に反映されたとしても、人の模倣から始まった作品だとしても、出来あがったものが自分らしければいいと思うのよね。材料を消化して、自分のかたちにできりゃそれはオリジナルだよ、と私は思います。

とりあえず、知人の曲の完成を今か今かと待っている！早くして欲しい！！！